日本人で最も患者数の多く、男性の癌死亡原因で最も多いのは、
肺癌
<症状>
乾いたせき(咳嗽)、たん(喀痰)、血を肺から吐く(喀血)、胸の痛み(胸痛)
....早期肺ガンで、気管支に近いガンで見られます。
(早期肺ガンで気管支から遠い肺ガンでは症状があまりありません)
息苦しい(呼吸困難感)、胸に水がたまる(胸水貯留)、声がかれる(嗄声)、骨の痛み(骨痛)など
....進行肺ガンで見られます。
<ガンになる危険性を高める要因>
喫煙・大気汚染・職業的曝露(アスベスト、粉じんなど)があると危険。
具体的には
喫煙
「1日喫煙本数×喫煙年数」が600以上の人は、200未満の人の約21倍以上の危険性がある。
また
喫煙開始年齢が若いほど危険性が高くなり、20歳以下で喫煙を開始した人は非喫煙者の約6倍の危険性がある。
大気汚染
大気汚染が高度な区域の住民が肺ガンになる危険性は、大気汚染がほとんど無い区域の住民の1.6倍ある。
アスベスト
非喫煙者でアスベスト作業以外の人の肺ガンの発症率を1.0倍とすると、非喫煙者でアスベスト作業に従事した人で1.4倍、喫煙者でアスベスト作業以外の人で12.0倍、喫煙者でアスベスト作業に従事した人で17.0倍となる。 |
日本人女性の癌死亡原因で第2位は、
胃癌
<症状>
みぞおちの辺りの痛み(心窩部痛)など
....早期胃ガンで見られますが、無症状のことが多い。
吐き気、体重減少、出血によって便が黒くなる(黒色便)など
....進行胃ガンで見られます。
<ガンになる危険性を高める要因>
@癌ではない別の胃の病気になっている場合
(1)慢性萎縮性胃炎・化生性胃炎
| ...慢性胃炎の一つで、胃からの分泌腺が破壊・消失して、粘膜がうすく脆弱になった胃炎。中高年にみられる胃炎の中で最も頻度が高い。 |
(2)悪性貧血(pernicious anemia)
| ...胃から分泌されるビタミンB12が分泌障害によって不足して起こる貧血で、60歳代に多く、貧血症状のほかに、下痢、便秘、舌の疼痛、発赤、食欲不振、知覚症状、黄疸、毛髪異常などがみられます。 |
(3)Helicobacter pylori の感染
...ピロリ菌は人間の胃の中に住んでいる細菌で、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因ということが近年明らかになっています。ピロリ菌は胃の粘膜を好んで住みつき、粘液の下にもぐりこんで胃酸から逃れています。
胃の酸度はpH1〜2です。ピロリ菌が活動するのに最適なpHは6〜7で、4以下では、ピロリ菌は生きられません。その秘密はピロリ菌の持つウレアーゼという酵素です。この酵素によって胃の中の尿素という物質からアンモニアを作り出すのです。アンモニアはアルカリ性です。このアンモニアが胃酸を中和するのです。そのようにしてピロリ菌は自分の周りに中性に近い環境を自分で作り出すことができるので、強酸性の胃の中でも生きていられるのです。つまり「自己中」(自己の周りは中性)で生きているのです。
胃癌患者のおよそ8割にピロリ菌の感染が認められており、感染者が胃癌を発症する危険性は、非感染者よりも2倍程度高い。 |
他、良性胃病変に対して部分的胃切除をしたもの、メネトリエ病、ポリープ、バレット食道など
A遺伝因子・環境因子
(1)胃癌の家族歴がある時
(2)果物や野菜を余り食べない。
(3)塩漬けした食物、薫製食品、十分に作成されてない保存食品
(4)タバコ (葉巻ではない、シガレット) |
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癌治療において早期発見、早期治療が大原則です。手遅れになる前に発見し治療することが大切なのです。
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